公開日 2018年01月29日
更新日 2023年02月14日
成等山正覚寺
禁教の歴史をくぐってきた不受不施派
成等山正覚寺は日蓮宗不受不施派の寺。不受不施派はキリシタンとともに江戸幕府から弾圧されるという受難の歴史を持つ宗派で、寛文5年(1665)から明治9年までのあいだ、表向き寺を持つことができませんでした。このため禁教がとけ公に認められるようになると、本覚山妙光寺(約700年前に日朝により開山された)を買い受け、新たに正覚寺として発足しました。
不受不施とは、僧にあっては法華経を信じない者からの布施・供養を受けず、法も施さない。また信者にあっては法華経を信じない僧には布施・供養を施さず、その教えも受けないというもの。正覚寺のある島地区の住民は、幕府の弾圧を受けながらも大半が不受布施の信仰を続けました。家の天井裏などにかくれ部屋をつくり、取りしまりの目を逃れながらここにかくれ集まって教義を語り信仰を確かめあったといいます。
アクセス
所在地
千葉県香取郡多古町島2320
自動車をご利用の方
- 東関東自動車道成田ICより約25分
- 東関東自動車道大栄ICより約20分
- 銚子連絡道路横芝光ICより約15分
電車・バスをご利用の方
多古市街地まで
- 空港第2ビル駅より、多古-成田空港間シャトルバス(多古行)多古町役場前下車
- 芝山千代田駅より徒歩約2分、整備地区バス停より、多古-成田空港間シャトルバス(多古行)多古町役 場前下車
- JR成田駅より、JRバス(多古行・八日市場行)多古新町下車
- JR八日市場駅より、JRバス(多古行・成田行)多古新町下車
- 東京駅より東関東自動車道高速バス(多古方面行)多古台バスターミナル下車