第3回多古町地域経済活性化拠点整備検討会議を開催しました

公開日 2024年02月08日

第3回検討会議を開催しました

「多古町地域経済活性化拠点」の整備に向け再検討を行う検討会議を多古町役場大会議室で開催しました。
今回の会議では、第1、2回検討会議での意見等を踏まえつつ、令和4年度に策定した「多古町地域経済活性化拠点整備計画」の背景や内容を再確認し、そのコンセプトを基本として、検討を進めることを確認いたしました。
今後はアンケートの実施等により、拠点整備に向けてより広く意見をお聴きし、検討に反映していきます。

 

会議内容

多古町地域経済活性化拠点整備計画の内容を再確認

多古町地域経済活性化拠点整備計画とは

【計画の趣旨】

多古町は圏央道や成田空港の更なる機能強化等に伴い、国内外からの観光客や交流人口が増加することが予想されます。

しかし、多古町は人口減少・少子高齢化が加速していることや農業従事者の減少等により町全体の経済縮小が危惧されること、町の資源(観光資源等)を活かし切れていないことなど様々な課題を抱えております。

また、活力を維持していくために、圏央道や成田空港といった周辺の集客機会を契機として、多彩な雇用創出や経済基盤の強化等により多古町全体のにぎわい創出を図ることが求められています。

こうした課題を解決するために、本町を取り巻く環境や将来の資源(圏央道整備による経済波及効果等)を整理し、道の駅多古第2駐車場として利用されている土地に新たな集客施設「多古町地域経済活性化拠点」を建設し、道の駅多古や近隣農地の磨き上げを行い、集客力のあるエリア作りにより賑わいを創出することを目的とした本計画を令和4年度に策定しました。

 

計画背景・現状と外部環境の変化

  • 「人口減少」「地域経済の縮小」「生活利便性の低下」「町の魅力低下」により地域のマネジメントが困難な状況 ⇒ 負のスパイラルが始まっている
  • 地方創生は周辺自治体でも取り組んでいる ⇒今後の脅威
  • 経済基盤の強化及び 、 経済活性化に連動した多古町全体の賑わい創出が求められている
  • 「圏央道開通」「成田空港の更なる機能強化」「アフターコロナ」「マイクロツーリズムの継続」「インバウンドの復活」 ⇒明るい兆候
  • (一社)多古町観光まちづくり機構の設立を機に、体験型の観光企画が増加
  • 多古米や高品質な野菜類は市場や首都圏飲食店でも高評価
  • 全国でも有数の子育て支援の町として施策が充実
⇒「来て」「観て」「知って」人々の行動変容を促さなければ町に変化は起こらない

 

 

官民連携を図ること

令和4年度に株式会社良品計画、株式会社和郷、有限会社ジェリービーンズと「地域課題解決と経済活性化に関する協定」を締結しており、多古町及び3社(パートナー企業)の強みを融合させて相乗効果を図る。

 

拠点と連携する農業を基軸とした好循環社会の形成に向けてのコンセプト

多古町地域経済活性化拠点整備計画(コンセプト)

【事業例】

  • 起業支援・商品開発支援

多目的スペースを活用した起業セミナーの開催、テストキッチンを活用したパートナー企業を巻き込んだ商品開発、テスト販売を行う。

  • 農畜産物販路拡大支援

パートナー企業の国内外販路を活用し販路拡大を図る。また、輸出関連業者とのつながりを構築し、商品開発やテスト販売を行う。

  • 集客・交流人口拡大

無印良品・スナックコーナーなど若い世代のニーズに合った出店や多目的スペース・テストキッチンの活用により交流人口を拡大する。

  • 移住定住人口拡大

様々なニーズを持った人々が交流することで移住定住につなげる。

  • 子育て世代のコミュニティ形成・生活利便性向上

子育て支援コーナー・多目的スペース・テストキッチンなどを活用し子育て世代のコミュニティを形成し「孤育て」を解消する。
 

 

今後の進め方について

上記(図)のコンセプトを基礎に据え、本検討会議で出た意見(防災機能、食品加工機能、道の駅多古への配慮、町内業者が豊かになること、多古町民が生き甲斐を得られることなど)を盛り込み、この計画をブラッシュアップしていきます。

今後も、アンケートの実施等により、引き続き拠点整備に向けて検討を進めていきます。

第3回多古町地域経済活性化拠点整備検討会議

 

お問い合わせ

産業経済課
住所:〒289-2292 千葉県香取郡多古町多古584
TEL:0479-76-5404
FAX:0479-76-7144